子どもたちに胡蝶蘭のことを説明する時のトリセツ
胡蝶蘭は、店の開店や引っ越し、就任などのお祝いをする時に送られることが多い花です。
そのため、店舗や会社の入口に胡蝶蘭が並んでいる光景を目にする機会も多くあります。

大人だけではなく子ども達にとっても、普段の生活の中で胡蝶蘭と関わることも多いことでしょう。

今回は、子ども達に胡蝶蘭のことを説明する時には、どんなことを教えれば良いのか3つのポイントに絞ってご紹介します。

胡蝶蘭ってどんな花?

胡蝶蘭は、インドネシア、パプアニューギニア、台湾やフィリピンなどの赤道を挟んだ暖かい地域が原産地です。
ラン科に属し、オレンジ、黄色、白、赤など様々な花の色の種類があります。

胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」です。
ちなみに、花言葉とは花の形や色などの花の特徴から見合った言葉をつけ、花に意味合いを持たせるためのものです。

様々な説がありますが、17世紀頃のトルコで恋人へ贈り物をする際に、花に自分の思いを託してプレゼントをする習慣が発祥だとされています。

その後、ヨーロッパに広まり日本にも明治初期頃に伝わってきました。
花言葉はその土地の風習や歴史、宗教的なことや神話などから作られるので、一つの花にも数種類の花言葉を持つ場合もあります。

胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」の他にも、学名を由来とした「純粋な愛」、胡蝶蘭の花びらが、蝶々が羽根を休めている姿に似ていることから「幸福が飛んでくる」というものもあります。

また、白色の胡蝶蘭には「清純」の意味があり、結婚式の新婦が持つブーケや当選祝いや新築祝いなどで使用されます。
他にも胡蝶蘭は見た目が優雅で華やかであること、花粉が少ないのでアレルギーの心配がなく、香りが少ないこと、花が長持ちすることなどの理由で、おめでたいことがあった時に人へ送られる花として使われることが多いのです。

胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の育て方のトリセツで一番重要なことは、日当たりと風通しの良い場所に置いてあげることです。

ただし、直射日光には当てないほうが良いでしょう。窓際のレースのカーテン越しの暖かい場所がベストです。

これは、胡蝶蘭の原産地が暖かい環境にあり、ジャングルにある高い木に着生して育つという特徴に近づけるためです。

直射日光に当たると葉やけを起こし枯れてしまう原因となります。
他にも、水のやり過ぎも注意です。冬の寒い時期には月に1回程度水を与える位が丁度良いとされています。

他の季節には、植え込みの土や材料に水気がなくなり乾いてきたら与える程度に留めておくのが良いとされています。

ポイントは株の根元に向かってコップ1杯程度の常温の水をそれぞれの株ごとに与えることです。

また、水を与える時間帯は朝の方が良いとされています。これは、夕方などの遅い時間に水を与えると水が乾かなくなり根腐れの原因となってしまうからです。

霧吹きなどで葉っぱに水をあげる際も朝に行うこと、受け皿に溜まっている水はしっかり捨てることが重要になってきます。

胡蝶蘭にとって一番良い部屋の温度は20℃前後とされています。
日中は25℃位、夜は15℃位が理想です。胡蝶蘭に与える肥料は、花の咲いている場合は梅雨の時期から夏にかけて必要になります。

月に1回程度コップ1杯の洋らん用の液体肥料を与えるようにすると良いでしょう。
なお、秋からは休眠の準備に入り、冬は休眠してしまうので、肥料の必要はありません。

胡蝶蘭の花が咲き終えた後はどうするの?

胡蝶蘭は花が咲き終えても植え替えして、きちんと手入れをすればその先も楽しむことが出来る植物です。
その後の手入れの仕方で、次の年や再来年の胡蝶蘭の状態が決まってきます。

胡蝶蘭が咲き終えた後のトリセツで一番のポイントは植え替えを行うことです。
時期は4月が一番良いとされていますが、遅くとも6月までには行いましょう。

花が全て咲き終わってから植え替えを行い、頻度は2年に1回程度が丁度良いとされています。
胡蝶蘭を一株ずつ分け、根元の腐っている部分、花芽、古い用土、枯れた葉を取り除きます。花芽を切る場合は、根元からのカットをおすすめします。

根元から切ることにより、胡蝶蘭の株に力が付くために、その後長く花を楽しむことができるようになるからです。
2.3節目でカットするとすぐに花を楽しむことができますが、胡蝶蘭の体力が少なくなってしまいますので注意して下さい。

植え替える先は、バークや水苔が一般的です。バークはポリポット鉢、水苔の場合は素焼きの鉢が適しており、元々水苔で栽培されていた胡蝶蘭をバークに移しても問題はありません。

一株ずつ分け、株の数だけ鉢が必要になるので、しっかりと数を確認しておきましょう。
植え替えをした後は、一週間から半月程度は水を与えないようにしましょう。その後コップ1杯程度の水を与えるようにします。

肥料は、置き肥よりも液体肥料を好みます。また、濃い肥料よりも薄めが良いので一番始めに与える液体肥料は通常よりも薄くし、2回目以降からは通常の希釈倍率で与えるようにしましょう。

胡蝶蘭の素晴らしさを子ども達に伝えよう

胡蝶蘭は何度でも花を咲かせることが可能で寿命が50年以上とも言われるほどです。

また、手入れが簡単で初心者にも育てやすい花として知られており、豪華で気品のあるたたずまいから大変人気のある花です。

胡蝶蘭の花言葉の意味や、育て方、植え替えをすれば長く楽しめる花であることを子ども達に伝え、是非花を育てる習慣や花のある生活を楽しめるようになってもらいましょう。

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