花の中で贈り物として親しまれている種類に、胡蝶蘭があります。
名前の通り、蘭の一種になりますが形が変わっておりまるで蝶が飛んでいるような形に見えることから、胡蝶蘭と名付けられました。

原産地は南の国で、フィリピンやインドネシアそして台湾の南部などになります。
この花の育成環境は、谷間のところに生息している傾向が高くなります。そのため自然のものを手に入れることは非常に難しいのが特徴です。

色は白色が有名ですが、実は桃色やオレンジ色そして赤色など様々な種類があり実に華やかになっています。
現在贈り物などで使われるものは品種改良されたものですので、わざわざ危険な谷間に採取しに行っているわけではありません。

普通の花であれば、株分けをすることで別に育てることができますが、胡蝶蘭の場合には株分けをすることができないため値段が高いのもうなずけるでしょう。
とはいえ、現在では農家などで栽培されていることが多くなりますので手に入らないほど高価なものではないです。

栃木県などを中心として、農家で積極的に育てているところも少なくないでしょう。
もし贈り物などでもらった場合には大切にする必要がありますが、可能な限り長持ちさせるにはどのような方法をとったらよいか知っておくべきです。

通常の花だと2週間程度で枯れてしまうことも少なくありませんが、胡蝶蘭の場合には1か月以上長生きしますので、うまく育てれば寿命がそれ以上に延びることも少なくないでしょう。

通常の花と異なり、花が散ることもありませんし落ちることもありません。

しかも、かれることもあまりありませんので長い間楽しむことができるでしょう。

ただし、環境が悪いと1か月以内に枯れてしまうことも考えられます。

例えば、水が少ない場合もそうですが逆に水を多くやり過ぎてしまうと根っこが腐ってしまう可能性があり、それがもとになって寿命を迎えてしまうこともあります。

ではどの程度水をあげたらよいかですが、植木に植える場合には、土の表面が完全に乾いている場合に水をあげれば充分です。

無理して毎日あげる必要もありません。
夏場に関しては1週間に一度程度でも問題ありませんが、その場合でも土が乾いているかどうかで判断しましょう。

冬場の場合は部屋の中の温度はあたたかくて乾燥しますが、土の中の水はそう簡単に乾燥することはありません。
およそ2週間から1か月に一度ぐらいの頻度で水をあげるべきです。

実はこれが、胡蝶蘭が育てやすいことの根拠になっています。それほど手をかけなくても枯れることもなくそう簡単に花が落ちませんので初心者にはぴったりと言えます。

寿命を延ばすためには水以外にも日当たりにも重要になります。
部屋の中は明るい必要がありますが、直射日光は当てるべきではありません。

もともと生息しているところでは、直射日光が当たらない岩場などに生えていますので、それと同じように部屋の中で日陰になる部分を探して置いておきましょう。

見栄えが良いため、テレビの横あたりにおいてもよいかもしれませんが、直射日光が当たらないことが条件になります。
また、玄関やキッチンのところに置いておくことで見栄えが良くなるでしょう。

花は人間と違って感情があるわけではありませんが、ストレスを感じでしまうことがあります。
例えば珍しい花だからと頻繁に触ることは禁止です。悪くなってしまい、結果的に寿命が短くなってしまうことが考えられます。

また直接、花や茎などに触らなくても、頻繁に移動させている場合は環境が変わってしまい花にとって良くありません。当然ながら、しぼんでしまう可能性が高くなります。

それ以外では、寿命を延ばすために鉢植えを取り換えることも重要になります。
花が咲く時期は春ごろですが、植え替えをするのは四月ごろが最適といえるでしょう。

絶対に四月でなければならないわけではありませんが、少なくとも夏になる前に一度植木鉢を取り換えておくことが大事なります。植木鉢の大きさは、4号から5号ぐらいがちょうど良くなっています。

プラスチックのものを利用するよりも、素焼きのものを利用した方が若干寿命が長くなる可能性が高いです。
もともと複数の株がある場合には、まとめて植木鉢に入れ替えるのではなく、一株ずつ植木鉢を使うようにするべきです。

少し細かい部分ですが、見えないところで病気になっている可能性があります。
このような時、気がつかないままだといつの間にほかの花にも伝染している可能性があるでしょう。

特に、鉢を植え替えする場合には病気になった個体を触った後にほかの花を触ると伝染することがありますので、一度手を消毒してから行うと伝染する心配がありません。

植え替えをするときに、もし葉っぱなどが黄色くなっている場合にはその部分を取り除いておきましょう。また、それ以外でも何か病気になっているような部分が見つかった場合には、取り除いておくことが必要になります。

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